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演奏する人のココロとカラダ

「できるとき」と「できないとき」の謎。

「このレッスンに来ると、なぜか上手くできちゃうんですよね……。でも他のところだとできなくなってしまって(笑)」  レッスンでよく聞く言葉です。一度でも”できた”なら、間違いなくそれはその人自身の実力によるもの。しかしそれは時として「できたり、できなかったりするもの」として私たちを翻弄...

自由な本番のために

長休符をどう過ごすか。~本番のためのプラン~

  「曲の中に長い休符がありましてね……ピアノの場合、普段はあまりそんなことがないので、何だか居心地が悪いというか。待ってる間にどんどん緊張してきたりするんですよね。」 先日、とあるコンクールを目前に控えたピアニストさんがレッスンにいらっしゃいました。 コンクールではコンチェルトを弾かれるそうで、...

演奏する人のココロとカラダ

演奏するための”姿勢バランス”と出会う。

実は小さい頃から、「身体の使い方」がとても苦手でした。 瓶のフタを開ける、自転車に乗る、口笛を吹く、何かを結ぶ、マット運動、高跳びや幅跳び……。 どれも上手にできなくて、成長とともにそれが強いコンプレックスになっていきました。 楽器においても、ピアノではそれぞれの指に上手く力を伝えられず、高校生になってから...

自由な本番のために

本番中の「リアルタイム反省会」から脱却するために。

  演奏中つい繰り広げてしまう「リアルタイム反省会」。「あぁやっぱり上手くいかなかった。悔しい……。」「え、いま何で間違えた?何が起こった?」「今のとこ、もっと歌いたかったのに」 ……。そんなことの連鎖が、またさらなるミスを誘発してしまったり。「もっと演奏に集中していたいんです。緊張すると、なぜかますます散...

演奏する人のための身体の使い方

変化と達成のために大切なこと。〜習慣の認識〜

  このところ、やっとパソコンの「ブラインドタッチ」をマスターしました。(注※マスター、というのが果たしてどこまでのレベルを指すのかはさておき……まぁ、キーを見ずに打てるようになった、というレベルです。) 練習をスタートしてちょうど一ヶ月ほどになります。 最近はたくさんのありがたいアプリが存在して...

演奏する人のココロとカラダ

未知から既知への変化がもたらすもの。

「人間にとって、未知とは恐怖である。」 ……確かにそうだとも言えますね。 例えば”行ったことがないところに行く”というのは、大なり小なり緊張が伴うものです。演奏する人にとっては、初めて行くコンサートホールやライブ会場というのは、独特の緊張感があるもの。 しかし、2度目3度目ともなれば...

教育者の気づき

15歳。最強だった私。そして”ねがい”。

この季節になると、やっぱり吹奏楽コンクールのことが頭に浮かびます。 私は中学生の時に吹奏楽とサックスに出会い、それ以来吹奏楽コンクールに様々な形で関わり続けてきました。 出場する立場として、 指導する立場として、 審査する立場として。 部活動のあり方が問われる昨今。 変化していくことが望ましいと思うことは、...

演奏する人のための身体の使い方

自分の音楽を「歌う」ために〜身体を知ることがもたらすもの〜

「もっと歌って!って、いつも言われるんです。でも歌おうとすればするほどムダに力が入ってしまって…」 音楽大学でクラリネットを学ぶ生徒さんとのレッスンで。 『もっと歌って!』・・・ 指導者としても、つい連発してしまいそうになる言葉です。 その”歌”が発露するためには学ぶべき大切な要素が...

受講者の声

「ゲートが開いたように、指の動きがつながった」〜ファゴット奏者の方からのメール〜

先日、私のレッスンを受けてくださったファゴット吹きの方から、メールで素敵なご報告をいただきました。 その方はかつて吹奏楽部で金管楽器を担当し、その後ファゴットに転向され、現在はアマチュアオーケストラに在籍されています。 「C-durのスケールで、上手くいかない箇所がある」ということでレッスンにいらっしゃいま...

教育者の気づき

結果としての”覚悟”。〜ATI教師認定試験を受けて〜

アレクサンダー・テクニークの教師資格を取得して、3年の月日が経ちました。 めぐる月日の中、レッスンという空間でたくさんの皆様と時間を共有させていただきましたが、このレッスンには良くも悪くも教師である”わたし自身”というものが色濃く反映されていくものでもあります。 だんだん、だんだんと...