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演奏する人のための身体の使い方

“練習”はなぜ必要か〜音楽する人のための生理学〜

  『…何でこんなに同じことを何度も繰り返さなきゃ、できるようにならないんだろう。』 『今日もアレとアレとアレの練習しておかなきゃ…』 練習がイヤになる原因の一つに、この「何度も繰り返す」という要素が挙げられると思います。 今回はそんな「同じことを繰り返す練習」がなぜ必要なのかを、生理学、主に神経...

教育者の気づき

「こんなにお腹が使えるんだと思って!」〜自分の指導にすぐ活かせるレッスン〜

先日レッスンにお越しくださったサックス奏者Aさんから、お便りをいただきました。 その時のレッスンで学んだことを、早速ご自身のレッスンに活かしていただけたようです。 とてもステキな内容でしたので、ご本人の了解を得て、ここにご紹介させていただきます。   「こんなにお腹が使えるんだと思って!」〜自分の...

演奏する人のための身体の使い方

本番に「平常心」は必要か。

…コンサートホールには、独特の空気感が漂っているものです。 たとえステージでは何も行われていない状態でも、足を踏み入れた途端、一種の「神聖さ」に触れ、身体や心の状態に変化を感じる方も多いのではないでしょうか。 「場」が持つ力のようなものと、それに反応できる人間の能力には、まだまだなかなか説明がつかない不思議...

演奏する人のための身体の使い方

続・鼻抜けを考える〜腹部、脚との関連性〜

一部の管楽器奏者を悩ませる「鼻抜け」についての続編です。 このブログの過去記事「鼻抜けを考える」をお読みになった方から、「鼻抜けが改善した」または「おこらなくなった」というお声を多くいただいています。 実際にこの症状で悩まれてレッスンにお越しになり、快方に向かう方も多くなりました。 今回は、レッスンの中で生...

受講者の声

「演奏を通じて人生が語られている」〜レッスンで変化していく”本番”への対応力〜

  アレクサンダー・テクニークの教師資格を得て2年、 そして上京し、アレクサンダー・テクニークスクールの教師となって1年が経ちました。 …まさに「必死のパッチ」(古い?笑)の2年でした。(今現在もですけど。) 特にこの1年は、自分を取り巻く様々な状況に、ただただ今ここの自分ができることで対応するだ...

受講者の声

“本当の自分”が表現できるようになると思いました。” 愛知県立芸術大学同窓会セミナーでの受講者の声

  2017年10月。 母校である愛知県立芸術大学音楽学部の同窓会愛知支部よりご依頼をいただき、「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク~演奏するココロ・演奏するカラダ。その時何が起きているか~」というタイトルでセミナーを開催させていただきました。 演奏や指導の第一線でご活躍を続ける大先輩を前に...

教育者の気づき

教えるとき。

先日、ご縁あって海上自衛隊呉音楽隊さまにてワークショップを開催しました。 希望者の方のみの受講とのことでしたが、たくさんの方に集まっていただき、私としては非常に実り多き幸せな時間を過ごさせていただきました。 わずかな滞在時間ではありましたが、熱心で貪欲な音楽隊員の皆さんとのレッスンから、「教える」ということ...

演奏する人のココロとカラダ

恐怖の裏側=生きたいという強い望み

2015年の夏。 私は舌腫瘍の手術を受けました。 その後の組織検査の結果、初期の舌癌であることが分かり、現在も経過観察を続けています。 下記の文章は2017年春、これまで拠点としていた名古屋から上京した頃に書いたものです。   私たちは日常の中で、様々な”恐怖”を感じるシーンが多々あるかと思います...