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私は、レッスンにおいて「教師と生徒さんとの間の信頼関係」ってすごく重要だと思っているのですが、先日それについて改めて強く実感する出来事がありました。

何かを学ぶ上で、生徒さんは先生の「全て」から学んでいると思います。

言葉(楽器の場合はもちろん音と音楽)を始めとして、体の動きや姿勢、表情、態度、佇まい。それら全てから。

特に「言葉」はとても重要だと考えています。

生徒さんが何かを学びたいと思った時、それを教える先生が

・何を大切にし、どのように考えているか。

・それをどのような言葉や態度で表現しているか

というところが「見える化」されていれば、生徒さんは安心して「自分の学びたいこと」を携えてレッスンに向かうことができると思うのです。

 

・・・とはいえ、信頼関係というものはそんなに簡単に構築されるものではありません。長い年月をかけて、結果的に強固なものになるものでもあります。

しかし、インターネットが普及した昨今、誰でも簡単に「自分が何者であるか」を発信できる時代になりました。

教える職業をしている人にとっては(もちろんその職種や内容にもよりますが)、SNSなどを用いて上記のことを発信していれば、最初から自分のことをある程度「信頼してもらった状態で」レッスンを進めることができます。

生徒さんにとっても最初から先生のことをある程度「信頼している状態」で安心してレッスンを受けることができます。

レッスン、特に個人レッスンが密室で行われる性質を持つものである以上、特にこういった「安心感」はお互いにとって重要なものであると思っています。

私はもともと文章を書くのがとても苦手なのですが(笑)、こんな風にブログを書いたり、メルマガを書いたり、Twitterに投稿したりしている理由はそこにあります。

今レッスンに来てくださっている生徒さんや、将来出会う生徒さんとのコミュニケーション。

学ぶこと、成長すること、そして課題や悩みの解決を求めている人と、繋がるための糸となるように。

そんな思いを込めて、いつも文章を綴っています。

もちろん、実際に会ってみないと分からない部分の方が多いとは思いますが、こんな風に自分の考えと態度を「表明」することはいろんな意味でとても有益なものであると思います。

(そして書いてみることで、自分の理解の浅さ、見識の甘さ、説明力の拙さを目の当たりにし、愕然とするのです・・・orz)

 

私がサクソフォンと音楽を学んで行くことを決めたのは中学生の時でしたが、その学びの中で師匠の音に出会いました。

その音に惚れ込んで、後に長く師事することができたのですが、これはとても幸運なことだったと思います。

先生は音楽とともに、実にたくさんの言葉を真摯に発信される方で、私はその両方から複合的に、またある意味立体的に学ぶことができたと思っています。

人間の身体を動かすのは思考であり、その思考の多くは言葉によって構成されています。

どのような言葉を、どのように選び、どのように使うか。

教師にとって、表現者にとっても、それはとても大切なことだと思います。

 

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