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私は吹奏楽部出身なので、

チューナーとはずいぶん深く長いお付き合いになります。

もちろん、ソプラノ、アルト、テナーとそれぞれの楽器ケースに一つずつ、

専用のチューナーが入っています(笑)。

チューニングする他にも、音を鳴らして一緒にハモってみたりと、

いろんな使い方ができる頼れる道具なのですが、

「この音程大丈夫かしら」と不安になると、

正しさを求めて無意識につい「すがって」しまいたくなる道具でもあります。

 

”音そのものの美しさ”を聞き分けてくれるもの。

でもチューナーが測ってくれるのは、音の高さだけです。

いま鳴っている音の響きそのものや、ハーモニーの多彩な変化、

様々な楽器との重なりで生まれる瞬間瞬間の色合いなど、

音そのものの美しさを測ることはできません。

その美しさを聞き分けることができるのは、

他でもない自分の耳だけなのだと思います。

最近は合奏中でもそれぞれの楽器にチューナーマイクがつきっぱなし、という学校も多くて、

それを拝見するたび、ちょっともったいないなという気持ちになったりします。

成長の過程で音程に敏感になることはとても大切なことですが、

「瞬間瞬間移り変わっていく音の美しさ」を聞き分けていける耳を

ぜひ育てていってほしいなと思うのです。

…では今この瞬間、どんな音があなたの耳に聞こえていますか?

 

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