BLOG

ブログ

教育者の気づき

数字と感情のはざま。

サックス奏者の友人から、こんな話を聞きました。 彼女がレッスンの合間にカフェでお茶をしていた時のこと。 高校生くらのい娘さんとお母様との会話が耳に入ってきたそうです。 母「ねー、〇〇ちゃんはピアノ習ってよかったと思ってる??私は今思えばピアノ習わせたの、お金の無駄だったなと思ってる。」 娘「えー?そうなのか...

教育者の気づき

私のレッスン・スタイル。

スポーツを見ていて、昔から 「選手とコーチって、いいな。」 と思うことがよくありました。 音楽の世界で、レッスンという空間の中において存在するのは「先生と生徒」「師匠と弟子」という関係性であり、それは「コーチとパフォーマー」というものとは少し異なるものだと思います。 演奏(またはその他の芸術)の技術を習得し...

教育者の気づき

「こんなにお腹が使えるんだと思って!」〜自分の指導にすぐ活かせるレッスン〜

先日レッスンにお越しくださったサックス奏者Aさんから、お便りをいただきました。 その時のレッスンで学んだことを、早速ご自身のレッスンに活かしていただけたようです。 とてもステキな内容でしたので、ご本人の了解を得て、ここにご紹介させていただきます。   「こんなにお腹が使えるんだと思って!」〜自分の...

教育者の気づき

教えるとき。

先日、ご縁あって海上自衛隊呉音楽隊さまにてワークショップを開催しました。 希望者の方のみの受講とのことでしたが、たくさんの方に集まっていただき、私としては非常に実り多き幸せな時間を過ごさせていただきました。 わずかな滞在時間ではありましたが、熱心で貪欲な音楽隊員の皆さんとのレッスンから、「教える」ということ...

教育者の気づき

涙の理由。〜レッスンで得られるもの〜

  アレクサンダー・テクニークの教師は、時々生徒さんに触れることで様々な動きのガイドをすることがあります。 それによって得られる体験が(人によっては)あまりに衝撃的なことが多々あり、 「先生が触ってくれたからできた」=「先生の助けがなければできない」 と思い込んでしまうこともしばしば起こります。(...

教育者の気づき

編曲作品に取り組むこと〜アンサンブル・レッスンから〜

ぎこちなさの正体。 先日、リサイタルを目前に控えた若い演奏家さんたちによるアンサンブル(Cl. Sax. Pf.)のレッスンをする機会がありました。 サックスを含む室内楽作品はとても限られるため、プログラムに取り上げる曲は必然的に他の楽器のために書かれた作品を編み直す(トランスクリプションを含む)ことが多く...

教育者の気づき

「あたりまえ」を洗練させるということ。〜指導者の方とのレッスンから〜

  「これ、いつも自分が生徒に言っていることなのになぁ。。」 楽器や歌を教えている方とのアレクサンダーレッスンの中で、溜息混じりによく聞こえてくる言葉です。 「私、こんな基礎的なことが実は出来てなかったんですね…」 「自分があたりまえに『やっている』と思っていたことと実際にやっていることが、こんな...